堀口裕央

Yasuo Horiguchi  |  Photographer

南部パタゴニア 1

Southern Patagonia 1

南部パタゴニア縦断12日間
2018年3月16日~3月27日

世界最南端の郵便局
(ティエラ・デル・フェゴ国立公園内、プエル・グアラニ)

ハタメク国旗
(ウシュアイア、マイプー通リ)

ビーグル水道

滅びてしまった部族、ヤーガン族(レプリカ)

情感のウシュアイア

赤と白の灯台(エレクレール灯台)

海からのウシュアイアを見る

夜景のウシュアイア

マルティアル氷河

パンパ

セロ・ニド・コンドルとトーレス・デル・パイネ(チリ、パタゴニア)

ペリト・モレノ氷河

ペリト・モレノ氷河

ペリト・モレノ氷河

ペリト・モレノ氷河

ペリト・モレノ氷河

パイネ・グランデとクエルノス・デル・パイネ(2,600m)

パイネ・グランデ(3,050m)

朝焼けのパイネ・グランデ(3,050m)とクエルノ主峰(2,600m)
チリ、パイネ国立公園のぺオエ湖にて

霧のトーレス・デル・パイネ

セロ・ニド・コンドルとトーレス・デル・パイネ
(チリ、パタゴニア)

南部パタゴニア縦断12日間

Note

出発日:2018年3月16日(金)・帰着日:2018年3月27日(火)

1日目
大阪国際空港(伊丹空港)JAL 14:35出発 - 成田空港 15:55着。
成田国際空港発 17:30 - 空路、アメリカ・ダラス - 飛行時間約12時間・時差14時間。
ダラス(アメリカ)着 15:10 - 着後乗り継ぎ - 入国審査の厳しさ・EST、指紋、顔認証等。
ダラス発 19:05 - 空路、アルゼンチン・ブエノスアイレス - 飛行時間約12時間、時差+2時間・日本との時差、14時間。
アメリカ入国の厳しさを目の当たりに見る(この旅行に誘ってくれた三宅氏への審査が厳しかった)。

2日目
ブエノスアイレス(アルゼンチン)・8時着・着後ブエノスアイレス観光。
ヨーロッパからの移民によって何にもなかった大平原を開拓されてから4世紀半、南米のパリといわれるブエノスアイレスは人口280万のラ・プラタ川の河口に広がる港町。緑が多く、建物も含めヨーロッパそのものである。
市内観光(モンセラート地域)でコロン劇場。イタリア・ミラノのスカラ座、フランス・パリのオペラ座と合わせ、世界3大劇場といわれている。大統領府(ピンクハウス)、大聖堂、サントドミンゴ教会等。
モンセラート地域 ― この地よりブエノスアイレスは、この地の5月広場から広まった。
ボカ地域(カミニート地域) ― 色とりどりの日本でいう長屋の一郡。観光として町を保存している。
お土産屋さん、レストラン、広場ではアルゼンチン。薄暗い酒場からタンゴが生まれたと言われている。
世界的に有名なサッカーチーム、ボカ・ジュニアーズの本拠地で、青地に黄色というチームカラー(スウェーデンの国旗をモデル)のスタジアムは圧巻だ。お土産はサッカーのユニホーム(マラドーナ、メッシ)。観光地でぼられると思い後で買おうと・他所は裏目で高い。
レコレーター墓地でエビータ(エヴァ・ペロン)の墓を見る。
ホテルで落ち着き後、町(フロリダ通り)を散策。

3日目
アルゼンチン・ウシュアイア。
ブエノスアイレス(朝3時発) - 空港(4時着) - ウシュアイア発(5時15分)が豪雨、雷の為6時間待ち10時頃に発。ラムタ航空は離陸できたが違う航空会社の飛行機は欠航。飛行時間4時間、着後ホテルへ。外は時雨から雪に変わり、より世界の果ての旅情になる。
ブエノスアイレスから3,250km、南極まで1,250kmで南極に一番近い世界最南端の都市。
マゼランが見つけたフェイゴ島は、マゼラン海峡ビーグル水道と大西洋に囲まれた、九州を一回り大きくした大きさで、半分がチリ、もう半分がアルゼンチンである。
年間を通して強風が吹き平均気温が9度。行ったときは夏が終わり初秋で2度位。南緯55度は森林限界が迫り、高山にいるようなアルゼンチン側フェイゴ島の中心地がウシュアイアである。

4日目
ウシュアイア観光。
ウシュアイア~8kmの所にある世界の最果て号を乗りに行く。
世界の最果て駅とティエラ・デル・フェゴ国立公園を結ぶ、全長7kmの観光列車に乗る。当初は、監獄での炊事、暖房の薪を森から運ぶために作られた。
世界最南端の郵便局(ラバタイア湾に面して)にも訪れる。
遊覧飛行。三宅のクマちゃんがホリホリ遊覧飛行に乗る。「もちろん」という事であんちゃんこと石崎さん、他8人参加。ヘリコプター3機で分散乗り。気づかって操縦士横の撮影しやすい席を譲ってくれ感謝。
ウシュアイアの町、ビーグル水道、パタゴニア、アンデスの山々、マルティアル氷河(標高1450m・高くはないが、南緯55度のこの地では小さいながらも氷河が眺められ、山に登ったような気分になる。飛行代金、一人約4万円。
遊覧船でビーグル水道、進化論のダーウィンの乗っていた船の名前を取ってこう呼ばれている。先住民のレプリカが有り、映画『ブエノスアイレス』で登場していた赤と白のエクレルール灯台と町が、灰色の雪雲に薄明光線が入り情感の良い撮影ができた。
昼食はタラバガニを、シーフードレストランでとる。

5日目
昼過ぎまでウシュアイア - カラファテ。
自由時間、とっつぁんこと吉野さんが、つまずき唇をケガする。年取ってくると気持ちと体のアンバランスが顕著。
昼食はヒツジ料理。美味い。
ウシュアイア発 16時半発 - カラファテ。飛行時間1時間30分。カラファテ - バス30分 - ホテル。

6日目
カラファテ。
ロス・グラシアレス国立公園起点・森林と氷河の水を満々とたたえた、アルヘンティーノ湖に囲まれた小さな町。
エル・チャルテンへバス縦走行距離440km。朝7時半発 - 途中、写真集でこんな朝焼けって有るのかと思っていたのを目のあたりにしたら、撮影したいという気になる。途中、荒涼としたパンパを見ながら地球の隆起を見ることができる。
映画『明日に向かって撃て』に出てくる実在の土産物屋さん・喫茶店・ホテルで地図とフィッツロイ絵柄のワッペンを購入。
この旅のハイライトであるフィッツロイ山。広大なパンパな向うに現れるかと思われる鋭利な岩峰郡、名峰フィッツロイ山(3,405m)は見えなかった。激しい気流で先住民からエル・チャルテン(煙を吹く山)と呼ばれている。やっぱり数日掛けたトレッキングして朝、夕焼けを撮影したいと思う。
夕食はリベルタドール大通の寿司屋さんに行く。安くておいしい。日系1世3人方から開拓時の苦労話をお聞きする。今は幸福そのものとの事。良かった。
土産物のためショピングするが、びっくりするほど高く、見送る。物流は列車がなく、トラックと飛行機輸送のため。
やたら、犬が多い。

7日目
カラファテ・ロス・グラシアール国立公園(ペリト・モレノ氷河クルーズ・バス走行距離200km)。グラシアールとはスペイン語で氷河の意味。氷河の先端部では氷塊が轟音とともに湖に崩落していくのを、小さいものながら見ることができたが撮影はできなかった。
船上からの撮影は寒さとの闘い。氷河が太陽に当たりブルーに輝き息を飲むほど美しい。ここでも氷河トレッキングに行きたいと思う。
トレッキングには年齢制限60歳が有るとの事。健康診断書が有ると可能であるのか調べてみる価値あり。
帰路の途中に氷河博物館に立ち寄り、室温−20度のバーで地酒を飲む。
次回、撮影遠征の為、展示パネルを写真に収める。

8日目
カラファテ・パイネ(チリ)・パイネ国立公園・バス走行距離360km。
サルトグラデの滝、ぺオネ湖、トーレス・デル・パイネ、パイネ・グランデ等の名峰を見る。見れば見る程、トレッキングで撮影した.いと心かられる。

9日目
パイネ - パイネ国立公園 - ブンタ・アレナス・バス走行距離370km。
パイネ国立公園・グレイ湖畔クルーズ。散策。
パンアメリカハイウエイを走りブンタアレナスへ。最後の晩餐で旅行コンダクタ斉藤久美ちゃんに、感謝の集いが出来なく残念。

10日目
ブンタアレナス(チリ)からサンチャゴ(チリの首都)空路5時間。
サンチャゴ着後、クマちゃん案内でサンチャゴ市内観光。生活バスで町の中心街・歩行天を散策し中央市場に案内してもらって、大皿いっぱいのウニを食べる。一人旅に慣れていないとこうはいかない。
JPSを使いタクシー運転手と確認しながら空港に戻る。
サンチャゴ発9時半のフライトでダラスへ。飛行時間約10時間、時差2時間。

11日目
ダラス着。着後すぐにダラス発、飛行時間約13時間半。時差14時。

12日目
成田着。着後伊丹へ。

旅後
10月にクマちゃんこと山岳指導員の三宅氏からパタゴニアに行こうと誘われる。
この旅行は人気でベストシーズンの2月で申し込むけれど満員で、夏から秋になる3月になる。この地は写真の良きライバルである加藤氏の写真集を見せられてから行きたいと思っていた所。即答で宜しくお願いした。
行ってみると今まで見たことのない景色(荒涼とした原野、海、岩山、氷河、朝夕の焼け、地球の果て)と、美味しいワイン、肉類と海産物。ヨーロッパのように緑が多く、石畳の街並み。もう一度、トレッキングしながら、撮影のプランをたてる。
帰ってから、池澤夏樹と世界の果て(パタゴニア冒険の旅)・NHK BSプレミアム・ドキュメンタリーを見る。
チリ、アルゼンチンワインを飲みすぎ、体調を崩す(血圧、コレステロール,中性脂肪値異常に高く、中耳炎)。
クマちゃんからの、年末年始にテントを担いでエル・チャルテン - フィッツロイ山、パイネの集中トレッキングの誘いに乗る。そのあと、現地の旅行会社の案内で、滝と砂漠を撮影予定。とにかく地球を撮りたい。

撮影者チーム

Team

撮影者:堀口裕央

Photographer : Yasuo Horiguchi

トータルコーディネーター:三宅正弘

Total coordinator : Masahiro Miyake

サポート:髙橋英樹

Support : Hideki Takahashi

撮影機材

Photographing Materials

Camera:FUJIFILM GFX 50S

Lens:GF 32-64mm F4

撮影期間

Period

2018年3月16日〜27日

2018.3.16 - 27

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